１００円温泉の看板に幕 海津市が「海津苑」改修

【岐阜県】１９７２（昭和４７）年のオープン以来変わらぬ入場料から「１００円温泉」の名で親しまれてきた海津市海津町福江の市営温泉「海津苑」が、施設の全面リニューアルに伴う値上げで「１００円」の看板を下ろすことになった。海津市は、１２月に完成する新施設の入浴料を５００円とする新たな条例案を、２１日から始まる市議会定例会に提出する。

　海津苑は旧海津町の老人福祉施設として３５年前に誕生。福祉目的ゆえの安い入場料と泉質の良さが評判を呼び、愛知や三重、滋賀県などから、ピーク時には年間７０万人近い入浴客が訪れた。しかし、施設の老朽化を理由に利用者数は減少気味。改修は２００５年に誕生した新市の重要な懸案事項だった。

　市は昨年から総額約１０億円を掛けて改修工事をスタート。露天風呂やサウナ、歩行浴、ジャグジーなどを備えた新浴室棟が１２月に完成する。現在の施設も９月から休館して改修工事を始め、来年夏をめどに全館リニューアルを果たす。条例案によると、これまで無料だった市内のお年寄りの入浴料も２００円に値上げする。新浴室棟は一般と同額の５００円が必要になる。
ヤフーニュースより　抜粋

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